Swing The Bloody Plow

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(Movits!に会いに)スウェーデンに行ってきました物語④

Movits!追っかけスウェーデン遠征記、後半戦初日のレポートです。

 

StockholmからJönköping

3/10、ストックホルムを後にする前に、中央駅の近くのクララ教会へ立寄りました。

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遠征前は言語の壁よりも治安よりも土地勘のなさよりも、とにかく寒さが心配だった私。ライブには半袖か薄手のシャツで行きたいが、ホテルと会場の移動中に凍えるかもしれない…帰りは深夜だし…と心配だったわけです。が、行ってみれば全然寒くない。半袖の上に裏地がファーのモッズコートで充分。というかむしろ日本に居るときよりも薄着だったかもしれません。いや、ほんとは寒いのかもしれませんが、帰りはアルコールが入ってるし(凍死するやつ)、状態異常すぎて体感温度がおかしかったんでしょうな。というわけで、長袖のニットをライブに着ていくのが煩わしくなり、クララ教会に立ち寄ったあと、なぜかストックホルムを経つ直前にZARAとIndiskaに駆け込んだ私。ライブ用の薄いブラウスとTシャツを買い足し、いざヨンショーピンへと向かいます。

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ネッシェーからローカル線に乗り換え。ネッシェーは雪が結構残っていました。

 

3/10 Jönköping @ Bongo Bar

前半戦はスーツケースをストックホルムセントラルに預け、バックパックに2日分の荷物を詰めて持ち歩いていたので、移動は比較的ラクでしたが、10日以降はストックホルムには戻らず、最終日のウプサラから直接アーランダへ移動のため、ずっとスーツケース持ち歩き…腕がもげそうだ…ヨンショーピンセントラルからガラゴロとスーツケースをひいてホテルへ着くともう夕方でした。

ホテルの向かいのスーパーで怪しい寿司とエビのオープンサンドを買ってホテルの部屋で食べ、身支度を整えておでかけです。この日の会場はクラブというよりバーに近い雰囲気。5公演のうち1番小さなステージでした。レンガ造りの背の低い建物が並ぶ一画で、ヨッケが教えてくれたところによると、マッチ工場の倉庫を改装したものだそう。なるほど、通りの名前もTändsticksgrändだし、マッチ博物館も同じ通りにありました。なお、クロークでカードが使えなかったのはここだけでした。バーはカードOK。コロナあるか?と聞いたらないけどこれが近いかな、とオススメしてもらったÅbroのArton56を飲みながら待機。これ美味しかったです。

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セットリストはたっぷり16曲、狭いということもありますが、この日の会場の一体感は凄かった!全体的にとてもノリがいいけど、騒ぎに来てるだけという人は少ない印象。盛り上がりまくっていても非常に快適にライブをみることが出来ました。メンバーもリラックスしつつノリノリで、ヨハンのMCも大変長く…長くて早くて難しいので全く分からず(笑)。そのあとでいくらなんでも何話してたかさっぱり分からなかったよ!と言うと、あれはわからなくて当然だよ、超早口だし内容もネイティヴレベルだったもの、と返されましたね。ちょっとリスニングが出来る、とかいうレベルでは歯が立たない内容だった模様。トランプというかアメリカの選挙のネタやそういう類いのジョークが多かったような…?謎のスキットも披露したヨハンでしたが、どうも政治ネタらしくたぶん英語でもついていけないこれは…これだけMCが長いのは始めて見ましたし、5日間のうちでもここだけでした。客のノリが良いため、一曲終わると何故か客とアカペラでフックをもう一度合唱する場面も度々あり、ある意味ではもっとも「本国らしい」ステージだったのではないかと思います。スウェーデン語がわからないので逆説的に一体感を感じるというのも恥ずかしい話ですが、これはこれで楽しかったなぁ…

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たぶんNa Na Nah!の最後かな。

 


Louvren - Movits! @ Bongo bar Jönköping 10/3

少しのんびり見れたので、この日は「Louvren」を録画。音がきちんと入らなかったのですが、後半、ヨハン、アンデシュ、ヨッケ、ディヴィッドの順で横並びになる絵面、我ながら素晴らしい…

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このアングルでのみんなのカッコ良さを思い出すと堪らない気持ちになります。いいバンドなんですよ、本当に。

最後はヨハンがフロアに降りて来てのÄppelknyckerjazz。こんなにぎっちぎちでもヨハンは時々降りて来てくれます。最前列だと全然何が起こっているかわかりませんでしたが、そりゃ盛り上がりますよね…そしてなかなかステージに戻ってこれないヨハンさん…

 

そういえば隣のお姉さんが超ノリノリで…まあちょっと暴れるタイプだったのですが、ライブ中もとても雑にメンバーに絡んでいて面白かったです。スウェーデン語話せるとこういうこともできるのか(笑)。日本では見られない光景ですよねこれはこれで。しかしライブ中に変ないじられ方をするのはその子ではなく、その隣の私だという…。ヨハンがグラスに入った茶色の何かを飲んでいたのですが、それをヨッケに一口飲ませ、ヨッケが笑いながら顔をしかめる。何だ…?と思う暇もなく2人で顔を見合わせると、ヨハンが私にそのグラスを差し出したので反射的に飲んでしまいましたが、まぁ、中身はストレートのラムでしたよね……軽く噎せる私をみてニヤニヤする2人…弄り方が雑ですよ?!後でヨッケに「何か…強いお酒…ラム…?飲ませたね…?💢」と訴えると「Oh...wow...違うよ…飲ませたのはヨハンだよ、俺は君が飲んだグラスを差し出してきたから受け取っただけさ…」と芝居がかった口調で返されてほんとヨッケまじで…💢

しかしフロアでの圧縮が緩いとそれはそれで踊る余地が生まれ、かなり飛んだり跳ねたりした結果、移動の疲れも押し寄せ、ライブ後はビールを手にバーのスツールでぐったり屍に……物販のためにやってきたアンデシュに手をふると「今日はどうだった?」ときかれ「最高だった…最高だったよ…最高だった、けど…(死)」と返すとニコニコ笑いながらしばらくハグしてくれました。なんて良い子なの…知ってたけど…!。ディヴィッドもわざわざ私のとこにきて「ストックホルムはどうだった?」と聞いてくれるし…ヨッケヨハン組と違ってやさs…いやいや、みんなそれぞれのスタイルで優しくしてくれましたよ(笑)。

この日も結局朝4時半頃にお暇。半分寝ながらホテルに戻りましたとさ…